私どもは高齢者の介護施設の運営を茨城県を中心に全国的に行わせていただいております。よく皆さまから「介護の事業はいい仕事ですね」と言われますが、年々厳しくなっているのは皆さんの仕事と同じです。

少子高齢化から「少子高齢社会」になった今、全産業において働き手の確保は大変です。ここ２年ほどは介護施設事業の見直しを行い新設は見送っておりましたが、昨年11月、笠間市に住宅型有料老人ホーム「ハートリビング笠間」を立ち上げ、既に満室をいただいております。

しかし、介護事業を取り巻く現実は厳しく、働く仲間として期待している特定技能外国人の受け入れも現実的には始まらず、今年もたくさんの問題が出てくることと思われます。

２０２０年を迎えましたが、介護業界を取り巻く環境は私たちにとって追い風とはなりません。私たちは本気で想像して創造し皆で奏でていかなければなりません。

「想・創・奏」。こんな掛け声のもとに、新しい年はフィリピンでの介護施設立ち上げに挑戦します。

現在、たくさんのフィリピン人スタッフがグループ内におりますが、新しい仲間がなかなか日本に来ることができません。ならば、働く仲間がたくさんいる場所で施設を開設・運営するという逆転の発想です。１つ始まれば次の景色が見えてきます。

「いっしんグループ」は、この変化していく社会でグループ全体の底上げを図り、攻める介護・福祉をしてまいります。

大言壮語かもしれませんが、「いっしんは日本の介護・福祉をします」。