茨城県関連企業・団体新年展望

2020
水郷つくば農業協同組合
代表理事組合長 池田 正氏
「持続可能な農業」を追求
昨年を振り返りますと、2月に3JAが合併してJA水郷つくばが発足し、5月に元号が変わりました。令和が始まった節目の年に、県南の中核JAとして船出できたことを非常に誇らしく思います。この新しい時代を「夢のある農業の時代」としていくためにも、合併による規模のメリットを組合員、地域の皆さまに還元してまいります。
相次ぐ台風の襲来など、自然災害が多発した1年でした。被災した方々との絆や助け合いは、私どもに協同組合という組織の役割を再認識する機会を与えてくれました。
農産物の安全・安心に関しましては、当JAのレンコン生産グループが昨年、県GAP認証を取得しました。大嘗祭で本県の供え物の1つに管内のレンコンが選ばれ、大変名誉な出来事となりました。旬のレンコンを売り出そうと、年末商戦では、関東・東北地方を中心にトップセールスをしてまいりました。
当JAは2020年4月オープンを目指し、土浦市の南部に新たな拠点を整備しています。2階に本社機能の一部を、1階に土浦南支店の金融店舗を置き、大型の直売所と融合させます。垣根をできる限り低くするために、仕切りをガラス張りとします。互いに見える化を図ることで、金融、販売それぞれの安全・安心を高められるのではないかと考えました。
いま、「持続可能な農業」の視点が問われています。JAの総合力を生かし将来にわたって農業が続けられる環境を創設していくとともに、4割を切るこの国の食料自給率をもっともっと上げていかなくてはなりません。私どもは、これからも地域の皆さまに安全で安心な農産物を提供してまいる所存です。
土浦市田中1-1-4
☎029(822)0534
土浦市、龍ケ崎市など県南7市町村で構成する広域JA。本・支店14、職員数612人、組合員総数28,052人
https://ja-sgt.or.jp/