茨城県関連企業・団体新年展望

2020
損害保険ジャパン日本興亜㈱
関東保険金サービス第一部(茨城県を所管)部長 大谷俊一郎氏
新システム活用で迅速化
昨年は強い勢力の台風が関東地方に襲来し、大きな被害を及ぼしました。茨城県では台風15号が9月9日に上陸して鹿行地域を中心に甚大な被害が発生しました。10月12日には台風19号の豪雨により那珂川・久慈川が決壊し、常陸大宮市や常陸太田市など県内13市町で多数の浸水被害が発生しました。
当社管内においては、県内で約1万4千件の被害が発生し、被災後2カ月間は100人を超える体制でお客さまへの対応にあたりました。
昨年末で、約1万件のお支払手続きを完了しています。改めて、被災に遭われた皆さまにお見舞い申し上げますとともに、引き続きお客さまに一日でも早く保険金をお届けできるよう取り組んでまいります。
2020年はAI、IоT、5Gなどのデジタル技術の開発が進展し、それらが実用化されることにより、お客さまとの接点が大きく変革することが予測されます。
当社はSNS大手の「LINE」と提携しており、それを活用したサービスがお客さまや代理店から好評をいただいています。本年も引き続きお客さまのニーズを踏まえ、最適のコミュニケーション手段を提供してまいります。
また、車両損害調査では、スマートフォンで撮影した損害車両の画像を取得するため、「QuickCAM(クイックカム)」というシステムを開発し、これをお客さまや代理店に活用していただくことで、迅速な損害確認と保険金支払を推進しています。
本年も、創造性・独創性を発揮したサービスを圧倒的なスピードで提供し、お客さまに喜んでいただき、感謝していただけるよう取り組んでまいります。
事業内容/自動車保険、火災保険、賠償責任保険など損害保険商品の販売等
県内の課支社/(営業課支社)14カ所
(保険金サービス)8カ所
県内の職員数/約600人
https://www.sjnk.co.jp/