茨城県関連企業・団体新年展望
トップが語る
2020
メドアグリケアグループ
代表 伊藤俊一郎
在宅医療のメリット訴え
当グループは訪問診療に特化した診療所、有料老人ホーム事業及び訪問看護・介護サービス事業を県内外で展開しています。

昨年は、医師不足の著しい新潟県糸魚川市、千葉県香取市・野田市の3カ所に新たに在宅医療専門のクリニックを開設、さらにはかすみがうら市に内科系では初となる入院施設と、住宅型有料老人ホームを開設しました。

医療費が年々増加するのに伴い、消費税率や医療費の自己負担率が引き上げられ、一般家庭への負担が増しています。今後さらに高齢化は進み、国の方針で入院できるベッド数が減り「入院したくてもできない」といった状況がますます増えていくでしょう。

そこで期待されるのが在宅医療です。外来医療、入院医療に次ぐ「第三の医療」と呼ばれ、まだまだ認知度が低い状況ですが、通院困難な患者さまにとっては身体的負担が少なく、想像以上に料金負担も少ないメリットの多い選択肢です。また、入院治療に比べ約3分の1の医療費で高齢者を支えることができます。

私たちは在宅医療サービスを、医療過疎地を中心にさらに広げ、引き続き住み慣れたご自宅や施設で療養できるお手伝いをしていきます。それが国民皆保険制度の維持にも必要不可欠だと確信しています。

人手不足に対しては、人間から機械・ソフトウエアへのタスクシフトを積極的に進めていくことはもちろん、無資格者や外国人の登用と教育についても並行して行っていきます。「断らない在宅医療」をモットーに、「いつでも。どこでも。誰にでも。最高の医療をあなたのもとに」届けるため、スタッフ一同前進と成長を続けていきます。
本部/つくばみらい市伊奈東37-1
事業内容/在宅医療専門の診療所(7施設)、有料老人ホーム・訪問看護・介護サービス事業、医療相談アプリLEBERを展開