昨年は全社員が一丸となって利益を重視する取り組みを進めた結果、会社としても非常に良い方向へ向かうことができた１年でした。

非常用発電機の業界は現在、10％程度伸びています。政府が国土強靭化計画を進めていますが、これに伴う発電機の需要が非常に大きく、追い風となっています。

東京オリンピック・パラリンピックが開かれる２０２０年を迎えました。五輪後に経済が失速するのではないかとの見方がありますが、私共は逆に上向きで推移するのではないかと見ています。

主要なプレーヤー１社が業界から撤退することを決めたことで、当社を含めた３グループで国内の92～93％のシェアをカバーしていくことになり、かなり忙しくなると覚悟しています。ただ、人材の確保が大きな課題です。

地域で人材獲得に努めるのはもちろん、外国にも若く優秀な社員を求めていく方針を固め、２月末からベトナムを視察に行く予定でおります。

さて、当社は３月20日に、おかげさまで創立１００周年の節目を迎えることになりました。記念式典は11月に開催する予定です。サービス部門を担当するグループ会社、東京電機機器サービスも創立45周年を迎えます。

メーカーである当社に求められていることは、手を動かし汗を流して製品を造る、優秀な人材の育成です。ＩＴも重要ですが、私共のリアルなモノ造りはなくなりません。そのことを若い人たちにＤＮＡとして引き継いでもらいたい、と考えています。

新年を「次の１００年」に向けて新たなスタートを切る年と位置付け、社員一同新たな気持ちでモノづくりに向き合っていく所存です。