２０１９年度は中期経営計画の最終年度であり、新次元の成長への第一歩と位置付け、「挑戦と創造の心」をキーワードに事業を進めてまいりました。おかげさまで５年連続増収増益での着地予定です。７月にオープンした新本社ビルは、セミナーや各種イベントなどを開催し、最新の住宅情報の発信拠点としてお客様から高い評価をいただくことができました。

今年は、「リフォーム事業」「アフターメンテナンス事業」「不動産事業」の三つの成長領域を中心に技術やノウハウを積極的に活動する事を掲げました。目指す姿を共有し、お互いが成長していくという考えのもと、これからも世の中に貢献できるグループの形を考え続けていきます。

２０２０年は、消費増税に伴う需要変動や東京五輪需要の拡大とその反動減が見込まれています。住宅業界にとって影響度が高いと考える気候変動、社会インフラ、エネルギー問題、超高齢化社会などの地球規模の社会問題に対して、私たちの際立つ技術と品質で事業を通じて大いに貢献できると確信しております。その代表的なものがエネルギー自給自足、災害時も安心な住宅「スマートハイム」です。

さらに当社では、昨年９月よりセキスイハイムにお住まいのお客様から太陽光発電の余剰電力を買い取り、当社グループの事業活動等へ利用するサービス「スマートハイムでんき」を開始しております。これらの事業を通じて再生可能エネルギーのさらなる普及をリードし、ＳＤＧｓで提唱されている「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」「気候変動に具体的な対策を」などの課題解決への貢献を目指します。