茨城県関連企業・団体新年展望

2020
一般社団法人 茨城県建設業協会
会長 石津 健光氏
女性活躍へ部会立ち上げ
昨年は9月の台風15号、10月の台風19号により、甚大な被害がもたらされました。改めまして被害を受けられました皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。
協会としては、台風15号の被害において千葉県の3市町にブルーシートなどの物資を支援したほか、鴨川市に屋根補修の作業員を派遣しました。さらに、台風19号による水害では、常陸太田市、常陸大宮市、大子町で会員企業による災害ゴミ撤去などのボランティア活動を行いました。
建設業界は技能労働者の高齢化や若手入職者の確保難といった構造的な課題に直面しています。特に働き方改革については、自助努力だけでは長時間労働の削減や週休2日制の導入は困難と考えています。適正な工期設定や労務費の補正、休日増に対するコスト増など、民間工事も含め受発注者全体で解決策を考えていく必要があります。
昨年6月から、毎月第2土曜日を県内公共工事の一斉休工日とする取り組みを開始しました。新年度からは毎月第2・第4土曜日に拡大し、週休2日制の早期実現に取り組んでいきます。
また、担い手の確保について昨年9月、協会内に女性部会「建女ひばり会」を立ち上げ、女性が入職、活躍できるような取り組みを積極的に推進していきます。
建設業は、災害対応など、最前線で地域の安全・安心を確保する「地域の守り手」としての役割を担っています。地域の基幹産業として、次代を担う人材の確保・育成に不可欠な「働き方改革」などに取り組みながら、社会的使命を果たして行かなくてはならないと考えています。
水戸市大町3丁目1-22
各種研修会等を通じて会員企業の質の向上を図ると共に、建設業を技術的、経済的、社会的に向上させ公共の福祉と会員相互の福利増進を図る
http://ibaken.or.jp/