まずは昨年の台風15号、19号により被害を受けられた皆さまには心からお見舞い申し上げます。通信設備の復旧対応等で至らない点もございましたが、復旧作業に関しまして各方面から感謝の言葉もいただき、長期間の対応を強いられるなかで大きな励みになりました。また、ＩＣＴの活用が防災、減災、復興にお役に立てることを改めて気付かされる機会となりました。

産業全体では、労働人口の減少による深刻な人手不足の傾向が続いていくと考えていますが、情報通信業界においては、５Ｇに代表される新たな通信技術の登場により様々な分野の課題解決が進んでいくものと考えています。

当社としては、生産性の向上に代表される地域社会に共通した課題をＩＣＴの活用により解決し、住みやすく活力ある茨城の実現の一助となるよう取り組んでいきたいと考えています。

特に茨城の強みである農業分野においては、弊社が昨年設立した新会社のＮＴＴアグリテクノロジーのスキル・ノウハウが大いに活用できると考えています。ＮＴＴアグリテクノロジーではＩｏＴとＡＩを活用した高度な環境制御や、環境・生育データ分析による収量予測等を実現する「次世代施設園芸」の拠点を整備し、次世代施設園芸のノウハウを蓄積していくことで、農業生産者に次世代施設園芸のトータルソリューションを提供していきます

最後に今年は東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。ＮＴＴグループ一体となり安心・安全・快適な大会運営に貢献し、グループの持つ通信・セキュリティ技術やサービスインフラを活用し、最高のおもてなしを提供すべく取り組みます。