茨城県関連企業・団体新年展望

2020
東京ガス㈱
茨城事業部長 中山 潔氏
災害に強い街づくり推進
日立LNG基地の「2号タンク」と、日立市と神栖市を結ぶ「茨城幹線」の建設工事は概ね予定通りに進んでおり、2020年度末までに稼働できる見込みです。地元の自治体、地域の皆さまのご理解とご協力に改めて厚く御礼申し上げます。
昨年は多くの災害に見舞われ、エネルギー事業者として、災害の影響を最小限に留める備えと、お客さまの生活や事業継続のためのレジリエンス機能の向上がより強く求められると考えさせられた年でもありました。被災された方々には、改めて心よりお見舞い申し上げます。
当社は、おかげさまで220万件を超えるお客さまに電気をお届けしている一方で、都市ガスをお使いのお客さまが他事業者に契約を切り替える件数も増え、まさにエネルギー大競争時代の渦中におります。
当社グループは、新経営ビジョンで、多様な商品・技術・サービスを柔軟に組み合わせて様々な課題を解決するソリューションを提供していくこと、ならびに、化石燃料である天然ガスを扱う事業者として、再エネ電源の拡大や、新しい技術と天然ガスとの組み合わせによる『CO2ネット・ゼロ』への挑戦、などを発表しました。
東京ガスグループは、茨城県内での天然ガスインフラの整備を着実に遂行することで首都圏におけるエネルギー供給の更なる強靭化を図り、また分散型エネルギーシステム拡大などの取り組みを通じて災害等の非常時でも生活や事業を継続できる街づくりに貢献します。そして、お客さま・地域社会・ビジネスパートナー・自治体の皆様とともに価値を創造し続ける企業グループを目指してまいります。
1885年創立。主な事業内容①都市ガスの製造・供給・販売②電気の製造・供給および販売③海外における上流・中下流事業など。取付メーター数1,181万件(2018年度末)
https://www.tokyo-gas.co.jp/