茨城県関連企業・団体新年展望
トップが語る
2022
茨城県銘柄豚振興会
会長 鴨川 隆計
愛されるブランド目指す
 当会は先を見据えてローズポークのリブランディングを図り、ブランド価値の向上に着実に取り組んでいます。昨年はホームページやポスター、リーフレットを更新したり、インスタグラムを開設したりするなどして、ブランドコンセプトを体現する1年になりました。
 CSF(豚熱)は生産現場の近くまで迫ってきています。引き続き関係機関と連携し、緊張感をもって防疫体制を強化することが重要です。
 輸入豚肉が当たり前にスーパーに並ぶようになっており、国産だから売れるという考えは変えなければなりません。このため生産現場の実態を消費者に分かりやすく伝えることやデザインで表現すること、レシピ等を発信し、消費者が購入後に「ローズポークを選んでよかった」と思うように、継続的な購入を促すことが重要です。3年前から食味の分析をスタートし、客観的な評価によってローズポークの魅力を消費者に伝えてきました。今後はさらに「おいしさの秘訣」を深化・数値化していくことが求められます。ローズポークは来年で40周年を迎えます。「県を代表し、県内の食卓でもっとも敬愛される豚肉ブランド」を目指し、今後もリブランディングに取り組んでまいります。
 新型コロナウイルスの世界的な流行は、食料安全保障について考える契機となりました。食料の安定的な供給体制の構築が必要と考えます。
 当会は引続きローズポーク指定生産者の所得向上を目指すとともに、環境衛生に配慮した生産流通体制の確立や、県産ブランド豚肉としての地産地消・食育活動を積極的に展開していきます。安全で新鮮なローズポークを消費者にお届けしてまいります。
茨城町下土師1950-1 銘柄豚「ローズポーク」の生産振興・流通の確立 指定販売店147店舗、ローズポークを食べられるお店52店舗。http://www.ib.zennoh.or.jp/rosepork/