昨年は、新型コロナウイルスの感染拡大により、県内でも対面を伴う飲食・宿泊などのサービス業を中心に大きな影響を受けました。しかし、緊急事態宣言の解除後は、行動制限の緩和などを背景に経済活動が徐々に再開し、厳しい状況ですが、輸出や個人消費を中心に景気が持ち直す兆しが見られました。
　県内の先行きの景気動向については、新型コロナの感染再拡大や資源価格の上昇による影響が懸念されますが、行動制限の緩和が進むとともに、個人消費の持ち直しが本格化することや、一部に見られた供給制限の影響が薄まること、政府による経済対策の効果が期待されることなどにより、経済活動全体が回復に向かうとみられます。
　当金庫では、お客さまの利便性や満足度の向上に向け、来店しなくても口座残高、入出金明細の確認や振込などができる「みとしんバンキングアプリサービス」の取り扱いを開始するなど、お客さまのライフプランに合わせた商品開発やサービス提供に努めてまいりました。
　近年は、資産運用に関するニーズが高まっていることから、専門的な知識を有するマネーアドバイザーを配置し、お客さまのよき相談相手としてニーズに合わせた商品提案を行っております。
　ワクチン接種が進んでいるものの、２０２２年も新型コロナの影響が残る「ウィズコロナ」の状況が続くものと考えられます。
　地域社会の発展に貢献し、お客さまの幅広いニーズに対応するため、従来の対面による提案に加えてデジタル技術の活用を通し、将来にわたってお客さまに満足いただける商品やサービスをお届けしてまいります。