昨年はコロナ禍の中で企業として人づくりに力を入れた一年でした。今をチャンスと捉え、振り子の原理で必ず１年後に良くなると信じ、一人一人の能力と人間力を上げ、今だからこそ攻めていく姿勢をつくりました。
　一昨年秋、別会社の「フードスクエアカンパニー」を設立しました。今までのノウハウを飲食業界に伝え、数多くの飲食店に関わり、和食専門コンサルタントとして売れる商品づくりと人材育成をセットにして仕事をしています。
　やり方だけでは通用しない時代になり、人としての在り方も問われています。倫理法人会等の学びを取り入れ、本気の朝礼も実践しています。コロナの影響は年内いっぱいと予測しますが、今やるべきことをやり、次の一手のための準備にしたいと考えます。
　宅配・テークアウト事業も力を入れていきます。需要の高いお取り寄せは冷凍釜めしや甘味、おばんざいなどを取り扱うＥＣ事業も伸ばしていきます。人間力の時代を生き抜くため、成果につながることは何でもやっていきます。
　フードスクエアカンパニーでは昨年、栃木県小山市にタンメン専門店の「麺屋ゆら」を引き受けました。隣にオープンした、とんかつ・からあげ弁当の「中村商店」も伸ばし、年内にもう一つ新業態を作りたいと考えています。
　私どもは同じ価値観でこの厳しい時代を勝ち抜いていくと決めています。一人一人のスタッフの可能性と業界の可能性を信じ、夢のある事業、ワクワクするような企画に挑戦していきます。
　コロナ終息後、飲食業界は二極化すると予測します。勝ち組になるべく、時流を見極め、目標と目的を明確にして、ブレない経営を目指します。