２０２１年も新型コロナウイルス感染拡大の影響は受けましたが、まずは当面できることに焦点を当て、外国人技能実習生の採用や放課後等デイサービスを増設しました。また、人事部を創設して採用の強化やＩＣＴ化の推進、研修の充実を図りました。さらに、選択理論心理学を浸透させ、日本福祉タッチケア協会を設立しました。これらの事業などを踏まえ２０４０年までの事業計画を作成することができました。
　２０２２年を迎えるにあたり、老人独居、老々世帯、８０５０（９０６０）問題、１人親世帯などにより、福祉事業の需要は今後高まってまいります。その一方で、この業界の慢性的な働き手不足などが原因となり、経営の体力を消耗させてしまうケースも予測されます。その中で今年４月から社会福祉連携推進法人制度がスタートいたします。
　これに伴い、社会福祉法人の合併や統合も進んでいくと考えています。この状況に対応していくには、経営の土台をしっかりと築き、地域を守っていくことのできる法人をつくっていくことが必要だとの思いを強くしています。
　征峯会は法人の理念「最高の笑顔をあなたに」の下、人間関係が良好でスタッフが最高の笑顔で働くことができる職場環境を目指して改善を続けます。そして、専門性を生かしながら、地域の皆さまに身近な圏域で地域共生社会の実現のための地域づくりに取り組んでまいります。
　今年は新たな事業として、小規模多機能型居宅介護とサービス付き高齢者住宅の建設を進め、地域を包括的にケアできる体制をつくっていきます。今年もご縁があって出会った皆さまの幸せのために精進してまいります。