昨年はおかげさまで大過なく仕事を進めることができましたが、長期化する新型コロナウイルス感染症は国内外の経済活動に大きな影を落としています。ここ２年間の医療従事者の懸命の努力と国を挙げての対策に感謝しつつも、事態は簡単には終息には至らないとみます。
　コロナ対策に関しては今後もさまざまな支援が打ち出されるにせよ、今年も経済界全体としては苦境に立たされることは必至だと思います。中には撤退を余儀なくされる企業も増えると推測します。１００年に１度とも言われる大きな危機にあっては、昔ながらのやり方は淘汰され、新しいスタイルに取って代わられる時代に差し掛かっているのかもしれません。
　先行きの見えにくい厳しい状況ですが、半世紀を越えて同じ仕事を続けてこられたのは奇跡ともいえます。仕事に当たっては、決断を早めにする、迷った時には無理はしない、などのモットーを大事にして、不動産賃貸を中心にレジャー開発、太陽光発電まで幅広く取り組んできました。日頃から関心を広く持ち、地元での水力発電の可能性を研究したこともあります。これまでの経験で培った勘を大切にしつつ、一方では挑戦を忘れず励みたいと思います。
　新型コロナは東京一極集中で進んできた日本の経済の在り方に見直しを迫っていると考えます。自分の住む桜川市は東京にも近く、自然にも恵まれた素晴らしい環境にあります。とりわけ北関東自動車道の筑西・桜川インターチェンジ周辺の長方地区は、今後の開発の進展によっては大きく発展する可能性を秘めています。私も地元に少しでも貢献できるような仕事をしていきたいと思います。