新型コロナの影響で昨年もイベント等の中止が相次ぐ一方、参加者制限のイベントが増え、コミュニティーチャンネルやインターネットで配信しました。ステイホームやテレワークが定着し、おうち時間の過ごし方としてテレビもインターネットも必要性が高まり、テレビサービスでは１００チャンネルを超えるリアルタイム放送に加え、ネットフリックスやＨｕｌｕ（フールー）など動画配信を提供しました。通信サービスでも光回線による安定かつハイスペックな通信環境の提供とサポートの強化で差別化を図り、利用者を増やしました。
　昨年４月より「ホームタウンでんき」という電力サービスを始めました。テレビやインターネットとセットしたお得な料金メニューを用意し、利用者が増えています。コロナ禍だからこそ、地域密着やお客さま第一を徹底してきた弊社のサービスが住民の方々に深くご理解いただけた一年だったと実感しています。
　昨年、ケーブルテレビ業界は「２０３０年ビジョン」を策定しました。少子高齢化や人口減少の問題、スマートシティーやテレワークといったライフスタイルの変化、デジタル化の進展などの状況から「地域ＤＸで地域を豊かに、人々を笑顔に」とのミッションが示されました。
　わが社も「すべては地域社会のために、お客さまのために」という意識を社員全員で共有し、地域課題解決のキープレーヤーとして地域活性化・地方創生などに取り組んでいきます。地域ＤＸを進める上で重要な無線通信のインフラ整備を行い、河川水位監視など防災利用はもちろん、高齢者や子供の見守り、遠隔監視サービス、スマート農業などにも活用します。