茨城県関連企業・団体新年展望

2022
㈱長寿荘
代表取締役社長 海野 泰司氏
「価値創造企業」へ転換
昨年は新型コロナウイルスによるパラダイムチェンジが課題を顕在化させました。結婚式や忘年会の集い会う文化や意義が希薄になり、新たな価値から新しい商品が生み出されたり、押し寄せた変化の波に試行錯誤を余儀なくされたり、楽観や余裕はみじんもなく、日々の感染者数で客室販売のレべニューが大きく変動する非常識に真剣に向き合ってきた1年でした。
今年は経営軸として「マルチコンパクト&スピード」を掲げています。「多彩な仕事をこなす少数精鋭が速いアクションを展開する組織」を標榜するものです。実証されたこととして、コロナ禍でも堅調な宿泊事業に、他人材をクロストレーニングすることでマルチなスキルを育む。アフターコロナ時代を生き残るため、組織から働き方のルールまで意識改革を実行します。
また新たな価値感として宿泊事業は「リトリート空間」をコンセプトに展開します。観光目的でなく、「異日常」で心や体を癒す過ごし方、流行語にもなった「ととのう」、そんな「非」ではなく「異」を日常とするホテルを創造してまいります。
宴会事業は法人・団体から個人ニーズへの転換、婚礼事業はZ世代を狙ったDXマーケティングの実践、SDGsでは、ジェンダーウエディング、食品ロス防止に取り組みます。そしてコロナ禍で県内外の往来が抑止された状況でも過去最高の撮影件数で、県外ゲスト比率80%を有するスタジオリュクスの写真事業は、いよいよ全国に向けFC展開を始動させました。
私たちは、コロナを踏み台にして、今こそ企業として社会存在意義との両立を目指し「価値創造企業」へ転換してまいります。
ひたちなか市大平1-22-1 創業1951年11月
宿泊、婚礼、宴会、レストラン、写真の各事業
社員数200名(2021年4月現在)
https://www.hotel-crystal.co.jp/