先を見通せないコロナ禍が２年続きました。まだ完全に落ち着いたわけではありませんが、今年は少しずつ経済が好転するのではないかと期待しています。
　この未曽有の事態はあらゆる産業に影響を及ぼしましたが、当グループは過去の経験から「事業の多角化、他業種化」を展開しています。そのおかげでダメージを最小限に抑えることができました。もし１業種に絞っていたら、この危機を乗り越えることは困難だったでしょう。
　業績を支えたのはペット事業です。「つくばわんわんランド」は昨年25周年を迎え、さまざまなイベントを実施しました。レジャーの選択肢が限られた中、オープンスペースの当園は安心して楽しんでいただけたと思います。隣接する「つくば国際ペット専門学校」は、イヌやネコと接する機会が多いことから好評を得ており、年々、入学者が増加しています。
　ペット事業のさらなる充実を図るため、今年３月には同敷地内に北関東最大級のペット葬祭場となる「わんわんメモリアルパーク」をオープンします。大型犬も火葬可能で、納骨堂は３００棚を予定しています。
　ホテルレストラン事業は大きく減収しました。「つくば山水亭」は、これまで提供してきた会石料理のほか、新たにステーキや日本式焼肉をメニューに加えました。完全個室で極上の料理が楽しめると好評です。「つくばグランドホテル」は昨年秋以降、観光客の増加とともに少しづつ客足が戻ってきています。
　コロナ禍は完全に収束したわけではありません。状況を把握しながら的確な経営判断を行い、今年も前進、そして挑戦をしていきます。