新型コロナウイルス感染症が確認されて以来、社会は大きな影響を受け、人々の生活や産業も大きな変革を迫られました。そのような中でも、当社は食を中心に生活必需品を安定的に供給し、皆さまの日常をお支えしてきました。
　お客さまとの接点に関しては、最近の生活スタイルに合わせ、さまざまな場所でデジタル技術を活用しています。店舗内ではデジタルサイネージを設置し、商品の特長や調理方法など参考となる情報を動画で分かりやすくお伝えしています。商品やサービス以外にも生活に役立つ地域の情報を提供しています。
　決済方法については、キャッシュレス化を進め、セルフレジやスマートフォンアプリ「スキャン・アンド・ゴー」の導入で、お客さまと接触をできるだけ避け利便性向上を図っています。また、マッチングアプリを活用して野菜生産者と消費者を結び付ける流通システム「やさいバス」により、新鮮な野菜をお届けしながらフードマイレージを減らし、地域社会の発展に貢献しています。
　店舗外では、自宅にいながら店舗の商品をインターネット注文できる「オンラインデリバリー」機能をさらに拡充していきます。また、買い物にご不便を感じている地域の方々への取り組みとして「移動スーパー」の地域をさらに拡大し、サービスを充実させていきます。
　これらの取り組みの背景にあるのは、地域社会やお客さま、取引先、従業員といった当社のステークホルダーの皆さまと共に、持続的に成長、発展していきたいという願いです。今年もこの思いを発展させ、これまでの固定観念を打破し大きく変わっていくことを目指します。