茨城県関連企業・団体新年展望
トップが語る
2022
日立物流東日本
代表取締役 小田切 仁
サプライチェーンを支援
 弊社は日立物流グループの一員として、本県および東北6県を中心に幅広い業種のメーカーのサプライチェーンをサポートしています。
 2021年は、各メーカーの資材調達、生産、出荷などが新型コロナの影響を大きく受けました。例えば、部品の9割は調達しているのに1割が入ってこないから完成品が造れない、などの現象が一部のお客さまで見られました。
 海運の世界でもコロナ禍による人手不足や国際的な「巣ごもり需要」の急拡大などで、荷物を積むコンテナが足りず悩まされました。コロナとメーカーの動向に翻弄された一年と言えましょうか。
 今年は、新たな変異株の出現という不確定要素はありますが、総じて経済活動は反発してくると予測します。半導体などの部品不足で減産を強いられたメーカーも造りたい意欲は伝わってきます。医療分野や機械関連のメーカーは引き続き、旺盛な需要があると思います。
 お客さまがコロナ禍を乗り越え増産へかじを切った時、物流を担う弊社も迅速かつ安全、確実に対応できるよう万全の準備をしてまいります。
 日立物流グループは「3PL(サードパーティロジスティクス)」の先駆者です。資材調達から生産、販売流通、アフターサービスまで、お客さまのサプライチェーンのさまざまな段階における物流業務を包括して受託し、アウトソーシングによってお客さまがコア事業に注力できるようサポートしてまいります。
 今後、「脱炭素」がより大きなキーワードになります。電気自動車、水素トラックの導入など、業界全体の懸案ですが、弊社として脱炭素の取り組みをできることから始めたいと思います。
日立市城南町1-5-1 ☎0294(22)0510 事業内容/茨城県及び東北6県を中心に幅広い業種の物流業務をサポート https://www.hitachi-transportsystem.com/jp/eastjapan/