茨城県関連企業・団体新年展望
トップが語る
2022
水戸商工会議所
会頭 大久保 博之
経済の回復・拡大目指す
 昨年6月に創立125周年を迎えましたが、新型コロナウイルスの収束が見通せない中、疲弊する地域の商工業者、特に中小・小規模事業者からの相談に奔走した1年となりました。「新春会員交流のつどい」をはじめ、多くの事業が中止や規模縮小を余儀なくされましたが、経済団体として何とか経済を回そうとさまざまな事業も実施しました。プレミアム商品券や水戸三ツ星アワード、秋の商工マルシェなどを実施し、会員や市民の皆さまに少なからず貢献できたと考えております。
 地域の経済団体として、コロナ禍で疲弊した中小企業の経営立て直しや、経済の好循環を目指してまいりますが、やはり新型コロナの感染状況が経済回復の鍵になると思います。まずは県や市と連携して3回目のワクチン接種を推進し、政府には第6波に備えた医療体制の確保やワクチン接種証明などを活用した活動レベルの回復をお願いしたいと思っています。
 中小企業が直面する課題は事業の継続ですが、ポストコロナにおいては生産性の向上が必要です。中小企業のデジタル活用や事業再構築、創業・事業承継などを支援するため、専門家とのさらなる連携や職員自身の資質向上を図り、経済の回復・拡大を目指したいと思います。
 また、日本商工会議所では各地商工会議所との共催で、毎年「全国商工会議所観光振興大会」を開催しておりますが、2年後の2024年2月に「水戸大会」の開催が決定しております。大会には全国各地の商工会議所役員が参加しますので、一過性の単なるイベントではなく、お越しになる方々には水戸のファンになってもらえるよう、準備を進めてまいります。
水戸市桜川2-2-35茨城県産業会館3F ☎029(224)3315 地域の総合経済団体として商工業の発展、街づくり等を推進しているほか、身近な経営相談パートナーとして金融・税務・労務などの相談を行っている。 https://mito.inetcci.or.jp/