新型コロナウイルスの感染が広がって２年目、仕事ではリモートや在宅などを取り入れながら通常に近い営業活動ができ、順調な１年でした。お客さまの動きでは、在宅ワークが広がったため、地方への移住が増えました。特に県南のＴＸ沿線から水戸周辺にかけ、首都圏のお客さまが流入しているのが特徴でした。
　世界的にＳＤＧｓが大きなキーワードになっています。今年はそれに則った企業活動や商品開発、地域貢献、雇用・人材育成などに注力することが、一番の軸になると思います。土地開発の分野では、土地をまだ所有していないお客さまが70％以上いらっしゃるので、全県的にＳＤＧｓに沿った街づくりを戦略として打ち出していきます。今までは中間層への商品ラインナップが中心でしたが、これからは富裕層向けやお求めやすいローコスト住宅などにも注力していきます。お客さまへ最高の暮らしを実現してもらうために、幅広い商品の企画開発に力を尽くしていきます。
　昨年３月、北関東のシェア拡大を図る目的で、「マルワホールディングス」（栃木市）と資本提携しました。栃木にもエリア展開してまいりましたが、提携によって、土地の仕入れを共有できるほか、お互いの企業基盤や人材、ブランド力を活かし、栃木でのブランド力がより浸透して、活発になっていくと思います。また小山市には総合展示場のほかに「土地と住まいの情報館」という不動産系のブランド拠点がスタートしました。今年はさらに宇都宮市にも展開する予定です。
　本年度も街づくりや経済的発展につながるような連携を行政ととり、あらゆるお客さまの住まいの要望に応えるべく取り組んでまいります。