昨年は大変勉強になった成長できた一年でした。不謹慎かもしれませんが、新型コロナウイルスのおかげでたくさんのことに気付くことができました。今まで当たり前だったことが当たり前ではないことや、社員、お客さま、家族、多くの方に支えられ今があることをあらためて再確認でき、感謝できた年でした。
　今年もまだ同様な状況が続くと思いますが、春の来ない冬はない、必ず春は来る。苦難にまさる教師なしという言葉を胸に刻み、乗り越えられると信じています。
　私たちＩＴ業界でも景況はいまだ厳しい状況です。しかし、原点回帰し、理念を追求していきます。社員とは家族のような信頼関係を強化し、ＩＴメーカーという夢に向かって、確かな一歩を積み重ねていきます。と同時に、ＩＴを通してお客さま、地域社会の繁栄に貢献していきます。
　また、ｅスポーツによる地域活性化への思いもさらに強いものとなりました。本年度は「いばらきｅスポーツ推進協議会」が設立され、すでに90以上の団体が参加し、ますます盛り上がりを見せています。このような産学官の連携が機能していることは大変素晴らしいと思います。
　ｅスポーツのリーグ戦などを通じて異業種の交流が活発化しています。今まで交わることのない企業や団体がつながるきっかけになっています。この流れを加速させるために、ｅスポーツの拠点をつくり、映像、デジタル、アート、プログラミング、ＩＴを融合し、茨城県がデジタルトランスフォーメーションの最先端となるような施策を講じます。茨城県がワンチームとなり、産業創造、地域活性化につながると確信しています。