茨城県関連企業・団体新年展望
トップが語る
2021
筑波銀行
代表取締役頭取 生田 雅彦
地元企業への支援に全力
 県内経済は昨年、新型コロナウイルス感染症の影響により、企業や個人の活動が制限され生産や消費が停滞するなど非常に厳しい一年でした。経済活動の再開に伴い次第に持ち直しの動きもみられますが、足元では感染再拡大の影響が懸念されており、今後は感染症の動向や県内経済に与える影響などを十分に注視していく必要があります。
 そうした中、当行は昨年3月1日に誕生10周年を迎えました。これもひとえに、皆さまの温かいご支援、ご愛顧のたまものであり、改めて厚く御礼申し上げます。
 これを機にお客さまへの感謝の気持ちを新たにする中で第4次中期経営計画に掲げる「地元中小企業への徹底的な支援」を実践すべく、コロナ禍の影響について全融資先にヒアリングを行いました。また、休日特別相談窓口の設置や特別対策支援チームによる専門的見地からの資金対応など、全行挙げて迅速かつ丁寧な支援を実施、さらに販路支援の観点から「ハッピーエールパスポート(地元応援企画編)」の発刊や、企業の福利厚生面の充実支援のため福利厚生パッケージ「ハッピーエールサポート」の取り扱いを開始し好評を得ています。
 今年は中計の最終年度となることから各施策の集大成に取り組むとともに、引き続き地元中小企業を全力で支援していきます。具体的には、これまでの資金繰り支援からリファイナンスや販路拡大、事業承継・M&Aなど第2段階の本業支援に移行いたします。これまで蓄積したコンサルティング機能を最大限に発揮しながらデジタル化(DX)、地方創生、SDGsへの対応などの課題にも積極的に取り組み、地域経済の持続的な発展に貢献していきます。
本部/つくば市竹園1-7
本店/土浦市中央2-11-7
店舗数150(拠点数79)
資本金 488億円
預金残高 2兆3,944億円
貸出金残高 1兆7,478億円(2020年9月末)