茨城県関連企業・団体新年展望
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2021
水戸信用金庫
理事長 塙 由博
対話通じ地域経済発展へ
 昨年は、新型コロナウイルスの急速な感染拡大により、緊急事態宣言の発令や東京オリンピックの延期など、さまざまな分野で大きな影響を受けた一年となりました。今までに経験したことのない状況が続き、県内の経済も大きな影響を受けました。
 当金庫は、本年度より新たに「中期経営計画2022~みとしんの未来を創る3カ年~」をスタートしました。全役職員が地域のお客さま一人ひとりに寄り添って信頼関係を築き、「お客さまと共に考え、共に行動し、共に成長することにより、お客さまと喜びを分かち合い、お客さまから揺るぎない信頼と支持を得る」ことを目指しています。これにより、「真のお客さま志向の実現に向けた営業体制を構築する」「将来にわたる安定経営を目指して持続可能かつ強固な経営体質を構築する」「経営環境の変化に柔軟に対応できる人財の育成に取り組む」「内部管理態勢および法令等遵守態勢の強化を図る」という四つの基本戦略に基づいた各種施策を進めております。
 営業体制の具体的施策としては、新型コロナウイルスの感染拡大で一時的に収入が減少したお客さまへ「生活資金支援ローン」、事業で影響を受けたお客さまへ「新型コロナウイルス対応特別融資」の取り扱いを開始し、資金繰りに対応いたしました。単なる資金繰りに留まらず、課題解決のお手伝いもしております。
 今後は「ウィズコロナ」「アフターコロナ」の環境下で新しいライフスタイル・経済活動の確立が求められます。私どもは最も身近な金融機関として、お客さまとの対話を通じ、最適なサービスをご提供することで、地域経済の発展に努めてまいります。
水戸市城南2-2-21
 ☎029(222)3311(代表)
創立/1945年1月6日
出資金/113億円
預金/1兆1123億円
店舗数/66店舗(2020年3月31日現在)