昨年は新型コロナウイルス感染症の影響を受けている取引先事業者の支援に取り組んだ一年でした。
　また、当金庫が将来的にも安定的な経営基盤を維持していくために、業務運営の在り方を見直し、事務処理の本部集中や本店・支店間におけるウェブ会議システムの導入など業務の効率化を図りました。２０２１年は新型コロナウイルスの収束が見通せない中、ウィズコロナを前提とした経済の在り方を模索する年になると予測しています。
　当金庫は、１９０２年（明治35年）の創業以来「地元とともに心はひとつ」を合言葉に地域の皆さまとともに歩んできました。この基本理念は外的環境がどのように変化しても変わることはありませんが、環境の変化に応じて理念を具現化するための施策は変えていく必要があります。このような時代だからこそ、地域のお客さまとの「接点」を大切にしたいと考えています。ウィズコロナを前提に、信用金庫の原点である「フェイス　トゥ　フェイス」の対話に取り組んでまいります。
　私たちは「お客さまのために何ができるか」を常に考え、お客さまとの長いお付き合いの中で蓄積してきた情報や経験を基に、必要とされる商品・サービスをご提案することで、地域社会の発展を目指していきたいと考えています。
　これからも金融サービスの提供のみにとどまらず、地域とともに歩む信用金庫として「地方創生支援定期」の取り扱いや「将来の夢に向かって努力する若者との意見交換」など地域活性化に向けた取り組みを実践し、全国２５４の信用金庫のネットワークも活用しながら「地方創生」に貢献してまいります。