昨年は、創業して若い弊社にとって初めての大きなターニングポイントになったと感じています。感染症拡大の影響により建設部の受注減、自動車関連事業部の販売減はありました。営業部でも、お客さまへ訪問営業することも通常通りにはいかなくなりました。しかし、その中でも社員の力やお客さまから頂いた支えもあり、新しい年を迎えることができました。この経験は、全社員にとって耐えるところは耐え、動くべきところで適切な動き方をする力が生まれたと感じています。
　本年は、予断を許さぬ状況である感染症拡大と向き合いながら、ニューノーマルが浸透していく中で、情報の選別と対応にスピード感を持って取り組んでいく必要があると考えます。決して踏みとどまることはできない状況の中、常にその時々に合う最善の手法を実行し、成果へとつなげていかなければなりません。情報共有や指示等のリモート化および体調管理の徹底やテレビ電話やＳＮＳなどを活用した非対面の販売や会議の推進など。まずは大切な社員、お客さまのためにできることを推し進めていきます。地域経済、強いては日本経済を支えるためには小さな気遣いや配慮を個人や小さな組織レベルから意識していくことが大切だと思います。
　さて、私どもは常日頃からお客さまやお取引先さまはもちろん、社員に対する感謝の気持ちをもって企業運営に取り組んできました。社員あっての会社組織であり、事業継続であると考えます。それがあってこそ、お客さまからの感謝をいただけるようになるのだと考えます。これからも私自身が率先して動き、考え、改善を繰り返していく経営者でありたいと思っています。