弊社は非常用発電装置を製造、販売しています。おかげさまで昨年３月に創立１００周年を迎えることができ、２０１９年度は良い決算を出すことができました。しかし、世界に目を向けると新型コロナウイルスの影響で経済が失速し、元気のない一年だったと思います。
　昨今の地震や台風などの被害により停電が多く発生していることから、確実に電力を供給できる非常用発電装置が注目されています。そのため、われわれの業界はコロナ禍の影響はなく、売り上げを伸ばしています。今期も昨年度を上回る実績で順調に推移しています。
　メーカーである弊社が求められているのは良い製品を作るという「モノづくり」の原点です。ＩＴやテレワークも重要ですが、手を動かし、汗を流して作るリアルな「モノづくり」はなくなりません。そのことを若い人たちに引継ぎ、地域の未来のため良い人材を育てていきたいと思います。
　昨年、地域経済の中心的な担い手として期待される事業所として経済産業省の「地域未来牽引企業」に選定されました。
　今後は企業の社会的責任を果たし地域貢献に取り組んでいきたいと思います。子どもたちの未来のため「つくばこどもの青い羽根基金」への協力や、地域スポーツの振興にも協力していきます。また、持続可能なまちづくりのためＳＤＧｓに登録し、社員にも浸透させていきます。
　前年度に引き続き今年度の方針は「至誠」です。一企業として一個人として、誠実に真心を持って、社会と向き合っていきます。そして、次の１００年に向け、新たな一歩を踏み出していきます。