茨城県関連企業・団体新年展望

2021
水戸赤十字病院
院長 佐藤 宏喜氏
愛される病院へ職員一丸
世界中が新型コロナウイルス感染症に明け暮れた昨年、水戸赤十字病院は、感染症指定医療機関として帰国者接触者外来の設置に始まり、横浜に寄港したクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号へのDMAT隊員派遣や感染患者の受け入れなど、早期から未知のウイルスに対応してまいりました。その後、国内での感染の広がりに伴い、来院者の検温と有熱者待機場所の設置、入院時のスクリーニング検査、面会制限など院内感染防止対策を徹底し、診療を行っております。
感染症病室を拡充するために通常診療を縮小せざるを得ない場合があり、来院される皆さまにご不便やご迷惑をおかけしていることを大変申し訳なく思っております。
また、本感染症対応については、国や県、さらに水戸市など行政からの支援、数多くの企業や地域の皆さまからの温かい応援をいただいていることを深く感謝しております。とりわけ、幼稚園や小中学校からいただいた応援のお手紙は、奮闘している職員にとって心の癒しや励みとなっています。水戸赤十字病院が多くの皆さまに支えられていることを改めて実感しております。
昨年は、県内で大きな自然災害がなかったことは幸いでしたが、赤十字の使命の一つである災害救護はコロナ禍の中でも欠かせません。11月には感染症対策も加味した訓練を実施したところです。
新型コロナウイルス感染症は依然として予断を許さない状況ですが、2023年に創立100周年を迎える水戸赤十字病院は、今後も職員一丸となって「地域に愛され信頼される病院」を目指し、地域の医療ニーズに応えられるよう努めてまいります。
水戸市三の丸3-12-48
☎029(221)5177
開設/1923年6月14日
許可病床数/442床
http://mito.jrc.or.jp/