昨年は、全世界が新型コロナウイルス感染症に翻弄された一年となりました。国内では、緊急事態宣言発出や東京オリンピックの延期、外出自粛などの対応に追われ、当社でも一部在宅勤務や時差出勤を取り入れるなど、これまでにない対応を余儀なくされました。ここに同感染症に罹患された皆さまや影響を受けられている皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。
　さて、株式市場に目を転じますと、コロナショックにより一時急落した日経平均株価は、３月半ばを底に戻り歩調となり、注目の米国大統領選後には29年ぶりの高値を更新しました。足元の景気は悪化しておりますが、コロナの終息とその後の景気回復を先取りする形で株価は形成されていたようです。ただ、今後については、ワクチン開発をはじめ景気回復の進捗など不透明な部分も多く、正しい情報に基づく対応が求められそうです。
　このような環境下ではありますが、１９２１年（大正10年）創業の当社は本年４月１日、１００周年を迎えます。年末年始に放映したＣＭでは、大正、昭和、平成、令和と時代が進み、そして未来へと、お客さまをはじめ関係者の皆さまと共に歩む当社の姿を表現しました。永きにわたり皆さまにご支援を賜り、心より感謝申し上げます。
　情報があふれる現代、対面証券の果たす役割は従来にも増して重要です。当社は、必要な情報を素早く的確にお伝えする資産運用アドバイザーとしての質を高め、お客さま第一主義で地域の皆さまに寄り添い、築いてきた信頼の絆を礎に、さらなる飛躍を目指します。今後とも変わらぬご支援を、よろしくお願いいたします。