茨城県関連企業・団体新年展望
トップが語る
2021
ダイガクコーポレーション
代表取締役 国本 美加
予測困難性をチャンスに
 昨年は、新型コロナウイルスの影響で既存の概念を大きく覆されました。県内でボウリング場を2店舗営む弊社もサービスの在り方を考えさせられました。「積極的にビジネスをやってはいけない」という特殊な状況の中、弊社はまず、場内の安全を最優先に考えました。天井が高く広い場内を生かし、常に4面換気ができる環境を作りました。備品の消毒はもちろん、場内2㍍おきに消毒液と除菌シートを設置しています。また、一度に20人の非接触検温が可能な高性能サーマルカメラを導入するなど、感染防止対策を徹底しています。
 大変なことが多い半面、新たな気付きもありました。県からの要請で1カ月間休業している間、シニアの方々をはじめ多くのお客さまから「ボウリングをしないと心身共に健康を損ねてしまう」と早い再開を望む声が寄せられました。また、健康クラブの皆さまには、ボランティアで場内の花壇にお花を植えていただき、ボウリング場が地域の健康維持のコミュニティーになっていることを強く認識させられました。
 今年は売り上げの15~20%減は避けられないでしょう。しかし、予測困難性が高い今だからこそ、ボウリングが持つ本来の魅力や効能を新しい方法でお客さまにお届けするチャンスが巡ってきたと感じています。オンラインも含めた免疫力アップのためのボウリング教室の開催や、昨年にご好評いただいた全県をライブ配信で結ぶリモートボウリング大会を今後も続けていきたいと考えています。
 従業員の自律性を尊重し、日々のトライアルから学び、失敗を恐れない柔軟な組織を作っていくことも重要な使命だと感じています。
大学ボウル土浦本店
 土浦市真鍋4-14-21(39周年)
水戸店
 水戸市元吉田町1059-3(8周年)

「すべてのゲストにハピネスを」をモットーに年中無休で営業中